フィットネス護身術のススメ

身を守るために知っておくべき フィットネス業界の危険な実態

フィットネスクラブが関わる「契約」から身を守ろう!

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当ブログにお越しいただきまして、誠にありがとうございます。

 


ワタシは、このブログの管理人のフィットネス夫と申します。

危険なフィットネスの魔の手から皆さんを守るため、「フィットネス護身術」を広める活動をしています。

 


それでは、本日の記事をお楽しみください。

 

 

※今回の記事の後半ではワタシが実際に受けた被害の内容をご紹介していますが、前半の「このケースに有効なフィットネス護身術とは」までをご覧いただけたらよいかと思います。

「どのくらい酷いことがあったのか興味がある」という方や、「後学のため実際の被害を知っておきたい」という方、または「時間に余裕がある」という方だけ後半をお読みいただければ良いかと思います。

  

  

目 次

 

 

本日のテーマ

 

今回は「契約」をテーマとして取り上げたいと思います。

 

 

「契約」というと、法律が絡んできて何だか難しそうに思えますよね。

 

しかし、お店で物を買う、サービスを利用する、企業に就職する、などは「契約」によって成り立っています。

普段気にすることは少ないかもしれませんが、ワタシ達が思っているよりも多く日常的に触れているものなのです。

 

ということは、フィットネスクラブを利用する方にとっても無関係ではなくなってきます。

 

 

いろいろと問題があるフィットネス業界と結ぶ契約・・・

 

 

心配になってきませんか?

 

 

「契約」とは

 

まずは簡単に「契約」というものについて調べてみました。

サイトによって表現の違いはありますが、概ね以下のような内容でした。

 

「相対する二人以上の意思表示の合致 (合意) によって成立する法津行為」

 

契約の種類に関しては、専門的な分類が多数あるようです。

一般的には「売買」や「雇用」などが馴染みが深いのではないでしょうか。

 

 

例えば「売買契約」

 

・甲であるお店は、〇〇円で物を売りたい

・乙であるお客様は、△△円で物を買いたい

 

双方の思惑が合致し、商品とお金を交換すれば売買契約の成立。

 

日常的によくある光景ですよね。

 

 

ちなみに、特定の企業に所属して活動しているトレーナーは、「使用者がその労働に対して被用者に報酬を与えることを内容とする契約」である雇用契約を結んでおり、

フリーランスのトレーナーがフィットネスクラブで活動する際は、「受注した業務に関して業務の遂行を目指した契約」である業務委託契約を結ぶことが一般的です。

 

 

皆さんにとってリスクとなる場面とは

 

さて、この「契約」というものが皆さんにどのような場面で関係してくるのか?

 

以下のような場面が考えられるかと思います。

 

・入会手続き時

・商品の購入

・サービスへの申し込み

・退会手続き

 

一つずつ詳しく見ていきます。

 

 

入会手続き時

記入した内容とは異なる内容で登録されてしまう可能性が考えられます。

 

入会申込書の控えや会員証で、申し込んだ内容と実際の内容に相違が無いか慎重にチェックした方が良いでしょう。

 

数か月後の会費の引き落とし額も要チェックです。

リーズナブルな会員種別(時間や日数制限有り等)で申し込んだのに高額の会費(フルタイム利用やレンタル費込み等)が引き落とされることは稀なことではありません。

 

担当者は意識の低いアルバイト、社員も残念な人が多い業界のため、入力ミスなどは日常茶飯事です。

 

 

商品の購入時

フロントで、サプリメントや各種グッズを購入する際もミスが多発する場面です。

 

商品名が違っていたり、購入金額やお釣りが間違っている、ということが考えられます。

 

こちらも、毎日当たり前のように見聞きすることです(ひどい場合は、お釣りを別の人に渡そうとしたり・・・)。

 

 

サービスへの申し込み時

商品の購入時と同様、こちらもミスが多い場面です。

 

サービス名や金額、お釣りの間違いはもちろんのことですが、よくあるのはパーソナルトレーニングエステなどの「有料プログラムへの申し込み時」です。

 

自分が申し込んだトレーナー(担当者)とは違うトレーナー(担当者)に登録されていたり、予約の日時が間違っていたり、ひどい場合は自分ではなく他の会員様のお名前で登録されていたり・・・

 

いつの間にか、勝手に予約をキャンセルされていることもよく耳にします。

 

お客様からの苦情はもちろん、トレーナーから店舗への苦情も毎日のように発生しています。

 

 

退会手続き後

稀なケースではありますが、退会手続き後にも注意が必要です。

 

「時間が取れなくなる」「引越しをする」などにより退会の手続きをしたにもかかわらず、事務的な処理が放置され完了していない、または会費の引き落としが止まっていない等が発生する可能性があります。

 

特に、遠方へ転居した方で、店舗に行かなければ手続きが完了しないケースに当てはまってしまった場合は非常に不運です。

 

 

これらは全て単なるミスなのですが、油断をしていると皆さんの大事なお金や時間が失われてしまう可能性があります。

 

フィットネスクラブ側の過失で手続きが正当に完了しないということは、立派な契約不履行なのです。

 

後になって慌てないように、以下のフィットネス護身術を駆使して身を守ってください。

 

 

このケースに有効なフィットネス護身術とは

 

このケースから身を守るために有効と考えられるフィットネス護身術はコチラです。

 

・確認しよう

・形を残そう

・代替案を用意しておこう

 ・曖昧は完全に取り除こう

 

それぞれについて見ていきましょう。

 

 

確認しよう 

まずは、何事も確認する癖をつけて予防に努めましょう。

 

 

お金のやり取りがある場合

 

何かを買う、サービスを利用する等で支払いをする際は、必ずレシートを受け取るようにしましょう。

そして、料金や内容に間違いがないかレシートの内容をしっかり確認しましょう。

 

お釣りがある場合は、その金額は正しいのかを「その場で」確認しましょう。

 

会計は多くの部分で機械化されているにもかかわらず、フィットネス業界においては金額ミスやお釣りのミスは日常茶飯事です。

 

 

事務手続きをする場合

 

入会手続きやサービス利用の際に、契約書や同意書などを記入しなければならない際は、面倒でも文言を全て確認しましょう。

 

残念な人や企業が作成した書類には漏れがあったり、適切でないことが含まれている場合があります。

 

後々になって被害が降りかかってこないよう、確認には時間をかけて予防線を張っておくことが必須です。

 

確認している際に相手に不機嫌になる様子があれば、「後ろめたいことがある」「機械的にさっさと手続きを終わらせたい」、もしくは「正当な取引のために詳細を確認することが至極当たり前ということを知らない未熟者」だということが疑われます。

 

そういう企業や人間とは関わりを持たないことをお勧めします。

 

また、以下にご紹介しますが、書類の控えや写しを必ず受け取るようにしましょう。

 

 

形を残そう

上記のように確認をしたら、形があるものを証拠として残して念を押しましょう。

 

レシート、書類の控えや写し、店舗とのやり取りがある場合はメールや手紙、何かを残すのが難しそうであればスマートフォンなどを使って音声や映像を残します。

 

フィットネス業界はミスは当たり前に起こすのですが、最もタチが悪いのは誠意のない対応をすることです。

 

ミスがあったことを問い合わせても、「素知らぬ顔」をします

ミスを問い詰めても、「記憶が無いので覚えていません」とシラを切ります

ミスを指摘すると、「間違えたので仕方がない」と開き直ります

 

このような言い訳をさせないような状況を、予めこちらで用意してあげましょう。

 

証拠を残す際は可能な限り、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「なぜ」「いくらで」「どのくらいの量」「どのくらいの時間」など、「5W3H」を参考に、可能な限り具体的な証拠を残しましょう

 

これに関しても不機嫌になるようでしたら、「後ろめたいことがある」「機械的にさっさと手続きを終わらせたい」、もしくは「正当な取引のために詳細を確認することが至極当たり前ということを知らない未熟者」であるという証拠です。

 

このような施設には、さっさと見切りをつけましょう。

 

 

代替案を用意しておこう

未熟であるが故なのか、悪意があるが故なのか、この業界にはマトモでない施設は意外に多いものです。

 

最初に足を運んだ施設が怪しいと感じたら、すぐに見切りをつけて次の候補の施設に移りましょう。

 

少しの不安を抱えたまま今後長く利用していくと、後々大きな損失を被ってしまうかもしれません。

 

 

曖昧は完全に取り除こう

下記に紹介するワタシの被害例の中での最大の落ち度は「曖昧なことをハッキリとさせなかったこと」、そしてそのまま「彼らを信用してしまったこと」でした。

 

「〇〇さんがこう言ってくれてるんだったら信じよう」

 

これは、最もやってはいけない失敗です。

 

言っている事、やっている事、書面に書いてある事に矛盾があるようであれば、「何が正しいのか」をハッキリしてもらいましょう。

 

相手に「ハッキリさせたくない姿勢」が見えたら、スッパリと切り捨てましょう。

 

 

最後に

 

「契約」に関して、下記に示すようにワタシは彼らに裏切られた経験があるため、思い出すと今でも怒りを覚えます。

 

しかし皆さんにおかれましては、事前に対策を講じ冷静に対応していただきたいと思います。

 

それにより、ワタシのような被害を受けることが無くなることを切に願います。

 

この業界は、今回のケースのように法律が関わってくる問題すらもないがしろに扱う世界です。

 

 下記の記事のような契約トラブルも多発しているようです。

 

diamond.jp

 

 

この業界は「当たり前にトラブルが発生する業界」であると予め認識しておくほうが、致命的な被害を受けなくて良いかもしれませんね。

 

 

 

あなたの身を一番最初に守れるのはあなたです。

このようなトレーナーや施設から被害を受けないよう、常日頃から備えましょう。

 

 

今回のテーマの本題はここまでになりますので、ここまでお読みいただけましたら十分かと思います。

 

 

 

 

 以下にワタシが実際に受けた被害例を「おまけ」としてご紹介しています。

 

「何故、ワタシがここまで警戒することとなったのか?」

 

そこに至るまでの経緯が書かれてあります。

 

「どのくらい酷いことがあったのか興味がある」という方や、「後学のため実際の被害を知っておきたい」という方、または「時間に余裕がある」という方だけお読みいただければ結構だと思います。

 

 

おまけ:ワタシがフィットネス業界と結ぶ「契約」に警戒することとなったきっかけ

 

さて、この「契約」というもの、とりわけフィットネス業界と交わす「契約」に何故気を付けなければならないのか?

何故そこまで警戒する必要があるのか?

 

そのきっかけとなった出来事が、これまで多々ありました。

あまりにも多すぎるので、ここでは代表的な一例をご紹介したいと思います。

 

 

それは、 活動していた施設のうちの一つで起きたのです。

 

 

問題のある施設との契約

その施設は、フィットネスジムだけでなく、レストランやバーなどの飲食店、スイーツショップや花屋などの販売店、そして宿泊施設などもある施設でした。

  

 そこで活動するには、その施設を運営する企業と雇用契約を結ばなければならないということでしたので、フリーランスではなく被用者としてその施設では活動していました。

 

 

問題ある施設の不審な契約内容

その施設での勤務時間が一定以上あれば社会保険が適用されるということで大変ありがたい内容だったのですが、「雇用契約書」の中に気になる文言があったのです・・・

 

それは、「他の部署に異動を命ずることがある」という一文でした。

 

その一文が意図するところは、「ある日突然、レストランでウエイターをやるように命じられたり、厨房で調理を命じられたりすることがある」ということなのです。

 

「トレーナーとしてこの施設に来ているので、全く別の仕事をやらされるのは困る」

「そもそも、この施設はトレーナーを募集していたはず」

 

との思いから、フィットネス部門のマネジャーに確認したところ「異動はありませんから安心してください」とのこと

 

「契約書には『異動有り』と書いてあるのに、異動は無いから安心しろとはどういうことなのだろう?」

 

不安を感じたワタシは、証拠を残したいと思い「異動が無い」旨をメールで明言してもらいました。

 

しかしこの後、「ここが信用してはいけない施設である」と確信する事件があったのです。

 

 

事件の序章

事件が起きる少し前から、他の現場での仕事が増えてきてその施設での勤務時間が限られてきていました。

 

社会保険は勤務時間によって適用の範囲が変わるのですが、マネジャーからその件に関して話を聞いた時に「健康保険のみ除外され、厚生年金は引き続き適用されます」という旨を伝えられました。

 

 

実はワタシ、トレーナーになる前はいろんな仕事をしてきました。

人事や契約に関わることも多く経験してきました。

 

その経験の中で「健康保険と厚生年金のうち片方のみ適用」というのは聞いたことがなかったため何度も確認しました。

 

フィットネス部門のマネジャーに2回、人事部門の担当者に1回、確認した日時と場所、状況も記録して(記録を残していない確認はもっと多く行いました)。

 

それでもまだ心配でしたので「資格喪失証明書」を発行してもらうことにしました。

 

受け取った証明書は「健康保険資格喪失証明書」

証明書の名称を見ても、内容を見ても、厚生年金に関することは一切かかれていなかったため、

 

「本当に健康保険のみ適用外なんだな」

「中には、こういうケースもあるんだな」

 

と不思議に思ったものの、「証明書があるから、たぶん大丈夫かな?」と、とりあえず信じることにしました。

 

しかし、次の契約更新時に契約書を見ると「健康保険、厚生年金は適用外」との文言があったのです・・・

 

 

加速する不信感

ワタシはすぐにマネジャーに問い合わせました。

 

「厚生年金は引き続き適用されているはずですが?」

 

すると、またあのフレーズが・・・

 

「契約書ではそう書かれていますが、大丈夫ですから安心してください」

 

 大いに不審に思い何度も確認しましたが、根拠を言うこともなく「大丈夫ですから」ばかり・・・

 

話していても時間の無駄でしたし、もし何かあったら「健康保険のみの資格喪失証明書」もあり、口頭確認した内容や日時をメモに残しているので、これらを使って主張しようと思い、(不信感を大いに抱きながらも)契約書にサインしました。

 

これは、完全にワタシの落ち度でした。

 

そのために、その数か月後にとうとう事件が起きたのでした。

 

 

やはり信用できなかった

契約更新から数か月経ったある日、日本年金機構からハガキが届きました。

 

「何だろう?」と思い中身を見ると、「未納分を早急に払ってください」という内容だったのです!

 

急いでマネジャーに「厚生年金は引き続き適用されているはずですがどういうことですか?」と確認しました(もう何度目の確認か分からなくなりましたが・・・)。

 

しかしマネジャーは、まるで「自分は無関係」と言わんばかりに逃げたのです。

 

忙しい振りをし、話を逸らし、人事に丸投げして逃げたのです。

 

それはそれは、見事な逃げっぷりでした。

 

 

仕方ないので人事の人間と話をすることとなったのですが、これがまた話にならないのです。

 

口頭で確認を取っており、メモも残しているのですが、「そんなことを言った覚えはありません」の一点張り・・・

 

健康保険のみの「資格喪失証明書」があるにもかかわらず、「渡した書類は間違って作成したものです」と開き直り・・・

 

あまりにも酷い対応に心底呆れました。

 

話しても無駄だということは既に分かっていたので、後日役所に行って国民年金への切り替え手続きに行ってきました(他の現場での仕事を犠牲にして時間を作って)。

 

 

国民年金を払う必要が出てくることは、ワタシにとっては問題ではないのです。

 

ワタシが問題視しているのは、

 

・言っていることと、契約書の内容に整合性が無い

・ミスすることは誰にでもあるが、ミスした時に開き直る

・支離滅裂なことを言って誤魔化す

 

ということなのです。

 

 

 

この件で、ワタシはこの施設を完全に信用しなくなりました。

 

ワタシのサービスを長年継続していただいているお客様がいらっしゃったので、仕方なく勤務を続けてはいましたが、次の契約更新時にこの施設は決定的な「ある発言」をしたのです。

 

 

この施設が完全に信用を失った「ある一言」

以前、マネジャーに明言してもらったにもかかわらず、今回の契約書にはまだ「他部署への異動を命ずることがある」との文言が残っていました。

 

社会保険の件があったので「少しでも整合性を欠くことがあっては、また痛い目を見る」との警戒心から、「契約書を事実に沿うように修正してください」と依頼しました。

 

そこで、信じられない発言があったのです。

 

 

「契約書に書いてあることはウソですから安心してください」

 

 

この施設(企業)にとって、契約書の内容は「ウソ」なのだそうです。

 

前回問題があった社会保険をはじめ、給料(報酬)、勤務時間、交通費、その他諸々・・・

 

この企業と関りがある人達は、全くデタラメの契約書にサインさせられている可能性があるのです(働く者だけでなく取引先なども)。

 

 

ワタシはその場で契約更新をしない旨を伝え、その施設を離れたのでした。

 

 

 

長々とお目汚し失礼しました。

感情に任せるまま書きましたので、理解しにくい箇所があったかもしれません。

 

ここまで読んでいただく方は、ほぼいらっしゃらないかと思いますが、もし読んでいただいたのなら、どのようにお感じになられましたでしょうか?

 

社会通念上ありえないと思いますが、実際にこういう企業も存在するのです。

 

このケースを知っていただくことにより、ワタシのような被害者が一人でも少なくなることを切に願います。