フィットネスクラブの「個人情報の流出」から身を守ろう!
当ブログにお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
ワタシは、このブログの管理人のフィットネス夫と申します。
危険なフィットネスの魔の手から皆さんを守るため、「フィットネス護身術」を広める活動をしています。
それでは、本日の記事をお楽しみください。
目 次
- 本日のテーマ
- フィットネスクラブが扱う「個人情報」とは
- フィットネスクラブに「個人情報」を提供しなければならない時とは
- ワタシの個人情報が流出したケース
- このようなことが起きる原因
- このケースに有効なフィットネス護身術とは
- 最後に
本日のテーマ
今回は「個人情報の流出」をテーマとしてお送りします。
1999年に起きた宇治市の約22万件の個人情報流出をきっかけの一つとして「個人情報の保護に関する法律(略称:個人情報保護法)」が制定されました。
昔は各世帯に配布されていた電話帳に「名前」「電話番号」に加え「住所」が当たり前のように掲載されていました。
また、プロ野球の選手名鑑にも選手の住所が掲載されていた時代がありました。
今では考えられないことですが、昔は悪さをする人間が少なかったということなのでしょうか?(もしくは悪質な犯罪が少なかったのか?)
いずれにしても、今より平和な時代だったと言えます。
さて、現在はいかがでしょう?
情報が持つ役割が非常に大きくなった反面、その情報を誰でも容易に取得することができるようになりました。
また、犯罪が凶悪化している傾向もあるため、自分の情報が悪用されてしまうと「経済的」「精神的」「身体的」な被害を被る可能性が高まってしまいます。
そんな時代において「個人情報の扱い」には細心の注意を払わなければなりません。
いろいろと心配なフィットネス業界の「個人情報の扱い」はいかがなものか?
以下にご紹介していきたいと思います。
フィットネスクラブが扱う「個人情報」とは
まずは、フィットネスクラブが扱う「個人情報」にはどんなものがあるのか?
ケースによって変わると思われますが、主に以下のようなものが考えられます。
氏名
生年月日(年齢)
住所
電話番号
メールアドレス
家族構成
クレジットカード番号
職業(勤務先情報)など
実に多くのものがありますね。
ここで皆さんに想像していただきたいと思います。
「自分に関する上記のような情報が流出してしまい、仮に悪用されたとしたならば・・・」
「逆に、これらの情報を使えば、どのような被害を他人に与えることができるのか・・・」
考えただけで怖くなりますよね。
それくらい「扱いがデリケートなもの」を皆さんはフィットネスクラブに提供してしまっているのです。
フィットネスクラブに「個人情報」を提供しなければならない時とは
それでは、フィットネスクラブにこれらの「個人情報」を提供しなければならない時はどのような時があるでしょう?
以下のような時が考えられます。
入会時
サービス申込み時
商品購入時
退会時
その他手続き時等
他にもあるかもしれませんが、概ねこのような感じになるかと思われます。
フィットネスクラブを利用するだけで、実に多くのタイミングで個人情報を提供していますね。
入会していない方でさえも、見学時に個人情報を要求されることが多々あります。
これは即ち、「個人情報が流出する可能性」が高くなってしまうことを示しているのです。
以下に「あるフィットネス企業がワタシの個人情報を流出させたケース」をご紹介していきます。
ワタシの個人情報が流出したケース
不審な着信
それは数年前、あるフィットネス企業(仮にA社とします)を退職した後に起きました。
ワタシは既に次の企業に転職していました。
ある日、仕事を終えて携帯を見ると着信が多数入っていました。
履歴を見ると、A社から2件(留守電あり)、知らない番号から多数の着信。
まずはA社からの留守電(1件目)を聞いてみると、
「〇〇さんという方が危篤状態ということでアナタの連絡先を知りたがっていますので、教えて良いですか?」という内容でした。
2件目の留守電(1件目の数時間後の着信)を聞いてみると、
「時間が無いので教えました」とのこと。
その後、知らない番号からの着信が増えたのでした。
A社から門前払い
仕事帰りで夜も遅かったのですが、ワタシはA社に急いで連絡して問い合わせました。
「〇〇さんという知人はいません。そんな人になんで連絡先を教えてしまったのですか?まずワタシの了解を得ることが必要なのではないですか?」
その問いに対するA社の回答は「人に命に関わることだったので仕方がない」ということで門前払いされました。
弁護士の見解は・・・
「仮に命が関わることであっても、無断で人の連絡先を教えて良いものなのか?」
大いに疑問に思ったワタシは弁護士に相談しました。
その弁護士の先生によると、
・緊急時など例外的に個人情報を提供しても良い場合もある
・今回のワタシのケースでは「ワタシの命の危険がある場合でワタシの意思表示が困難な場合」であれば、「ワタシの個人情報」を提供しても良い
ということとなり、このケースでは「A社は個人情報保護法違反」と考えられるとのことでした。
その後、弁護士の先生と共にA社への注意喚起の連絡を行うこととなりました。
驚きの結末
注意喚起の連絡からしばらく日数が経ったある日、A社からの郵便がワタシ宛てに届きました。
その内容は以下のようなものでした。
この度は連絡先を勝手に教えて申し訳ありません
でも人の命がかかっていたので仕方ありませんでした
「・・・(絶句)」
結局、「A社は何も理解していない」ということが明確になったのでした。
このようなことが起きる原因
なぜこのようなことが起こってしまうのか?
原因として以下のようなものが考えられます。
能力の低さ
意識の低さ
一つずつ見ていきます。
能力の低さ
フィットネスクラブに勤務している人は能力が低い人が実に多いです。
よくミスをしますし、仕事も覚えられません。
事務作業をやろうにも、要領が悪く時間がかかる上に処理が雑。
そのために余裕が無くまたミスをする。
しかも学習しないので経験を活かせず、さらにミスを繰り返す。
物もよく紛失します(ジム内に会員様の個人情報が書かれたメモ用紙が落ちていたこともありました)。
事務仕事を遂行する能力がない人に「当たり前」を求めても、期待通りの結果が得られないのは必然とも言えます。
意識の低さ
能力に加え「意識」が低い人も実に多いです。
大多数を占める「バイト代を稼ぐためだけの学生」や「いくつかの仕事を掛け持ちしているフリーター」を「少数の社員」がまとめ上げる、という構成のフィットネスクラブが典型的ですが、彼らの頭の中は以下のようになっています。
「仕事(バイト)しなければいけないけど、ちゃんとした仕事は面倒くさそう」
「どうせ働かないといけないのなら、なんか楽しそうなスポーツクラブで働いてみよう」
「頭を使わなくて良さそうだから、楽そうだもんね」
「たぶんジムも使わせてくれるだろうから、タダでお得かも」
「働きながらダイエットもしちゃおう」
休憩室での会話を聞いていると、こんなのばっかりです。
自分勝手な考えで自分のペースでしか仕事をしないので、何事も基本的には自己中心的です。
残念ながら、仕事のこと、会員様のことは軽く考えています。
このような人間が上記のように能力が低ければ、問題が発生したりミスをしたりするのは当然の結果なのです。
また、自分を正当化する癖がついているので、反省しません。
余計な仕事は面倒だと思っているから、ミスや問題の原因を分析しません。
意識が低い上に過ぎた事はすぐに忘れるので、改善しません。
これではいつまで経っても、ミスや問題は無くならないのです。
しかも、ミスを指摘されたら(支離滅裂な)言い訳で逃れようとします(その責任逃れも論理的に破綻した主張であるため「私は残念な人です」というアピールになってしまっているのですがwww)。
事務に関しては、既にこの業界は末期症状ですので「予め自分で備えておく方が良い」という結果に落ち着くのです。
個人情報の誤解
おまけとして、「個人情報」というものについて誤解が非常に多いので少し捕捉します。
一般的には「氏名」「住所」「連絡先」などが個人情報だと思われていますが、それでは半分正解です。
ポイントは「個人が特定できる情報」です。
例えば、図書館であれば「いつ、何の本を借りた人」という情報も個人情報になりますし、お店であれば「いつ、何の商品を買った(利用した)」という情報も個人情報になります。
そう、「氏名」や「住所」が含まれなくても「個人情報」なのです。
条件さえ整えば、あるフィットネスクラブの「〇〇店」の「会員番号△△△△」の人であなたは特定されてしまうのです。
このケースに有効なフィットネス護身術とは
このケースから身を守るために有効と考えられるフィットネス護身術はコチラです。
・意思表示をさせよう
・個人情報を提供しないようにしよう
・手続きがいらない施設を利用しよう
それぞれについて見ていきましょう。
意思表示をさせよう
例えば、個人情報が必要な手続き時には「個人情報は他の用途には一切使用しない」旨が書かれた「控え」などを必ず受け取りましょう。
フィットネスクラブ側に「個人情報を流出させません、という意思表示をさせること」が重要となります。
しかし、これは残念ながらそれほど効果が得られる方法ではありません。
なぜならば、意思表示をさせたとしてもイザという時にはシラを切りますし、逃げ場がなくなると「仕方がないじゃないか」と開き直ります。
後々、法的な対処が必要になる時のために必要となるかもしれませんので、その時のための事前の備えとして取り組んでおくと良いでしょう。
個人情報を提供しないようにしよう
例えば、サービスの申し込み時などで氏名や連絡先を書いたメモをスタッフに渡した場合は、メモの役割が終えた時に可能な限り返してもらいましょう。
フィットネスクラブ側に「個人情報をなるべく提供しないこと」が重要となります。
現場での個人情報の扱いを見ていると「紛失する」「ゴミ箱にそのまま捨てる」が大部分を占めています。
事務所にはシュレッダーが無い、もしくは使っているのを見たことが無い、という有様です。
「安全な取り扱いがなされていない」という前提で考えておいた方が良さそうです。
手続きがいらない施設を利用しよう
これほどの危険に満ちた施設を使うより、料金を支払えば誰でも利用できる施設を使う方が安全性が確保されます。
最近は、公共の施設などでも設備が非常に充実してきました。
「無駄な手続きが不要」「個人情報が流出する心配が無い」「設備が充実している」という施設が他にあるのなら、そこを使わない選択肢は無いかと思います。
最後に
先日の契約の記事でもご紹介しましたが、フィットネス業界は法律が絡んでくるような重要な件に関しても おざなりです。
その最大の問題点は皆さんに危険が及んでしまうことです。
体制が整うことは期待できませんので、皆さん自身が事前準備を怠らないようにする必要が出てきてしまうのです。
あなたの身を一番最初に守れるのはあなたです。
このようなトレーナーや施設から被害を受けないよう、常日頃から備えましょう。
そのためにワタシは、ワタシが知り得る情報を包み隠さずご紹介していきます。
ワタシが皆さんを直接守ることができない代わりに、ワタシが発信した情報が皆さんを危険から守ってくれることを切に願います。
小ネタ集「ワタシの売上が他のトレーナーに!」
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危険なフィットネスの魔の手から皆さんを守るため、「フィットネス護身術」を広める活動をしています。
本日は「小ネタ」をお送りします。
本日の小ネタ
とある施設での先月の売上金に相違がありました。
店舗にて売上会計システムでチェックしてもらったら他のトレーナーの売り上げとして計上されていましたw
すぐに修正を依頼したのに2週間ほど音沙汰なし。
ミス自体は日常茶飯事なので驚きませんが、まさかこのまま対応せずに済まそうとしてるのかな?
フィットネス業界はこういう所です。
もしかしたら皆さんのお支払いも正常に受け付けられず後日請求が来るかもしれません。
その時のためにレシートなどは捨てずに保管しておきましょう。
皆さんもお気を付けください。
フィットネスクラブの「設備」から身を守ろう!
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危険なフィットネスの魔の手から皆さんを守るため、「フィットネス護身術」を広める活動をしています。
それでは、本日の記事をお楽しみください。
目 次
本日のテーマ
今回は「設備」をテーマとしてお送りします。
一般的にフィットネスクラブと言いますと、「ジム、プール、スパを設置」「会員数が数千人規模」という大規模複合施設 を指します。
そんな規模の大きな施設には実に多くの(気を付けるべき)設備があるのです。
フィットネスクラブの「設備」とは
フィットネスクラブ内にある「設備」とはどういうものがあるのでしょう?
ジム内にある筋トレのマシン、ランニングマシン、ダンベルやバーベルなどのフリーウエイトの器具などなど。
または、プールにあるビート板、レッスンスタジオのヨガマットやステップ台などなど。
他にも、ロッカーや通路にあるウォータークーラー(冷水が飲める機械)、タンニングマシン、さらにはエレベーターや自動ドア、トイレやお風呂、パウダールームの備品など、そのバリエーションは多岐にわたります。
こんなにたくさんのものを毎日ちゃんと点検、管理するのは大変だと思いませんか?
内側から見てきた経験から言わせていただくと、ほぼ全ての施設で点検や管理は不十分だったのです。
つまり、皆さんの周りには「常に危険が存在している」ということ。
事前に備える必要がありそうですね。
フィットネスクラブの「設備」が抱える問題点とは
フィットネスクラブの設備が抱える問題には「安全面」と「衛生面」の2種類があります。
それぞれについて、いくつか代表的なものをご紹介していきます。
「安全面」の問題点
ダンベルのゆるみ
ダンベルは、持ち手である「シャフトと重り」が「ボルトとナット」のようにネジ式に留められています。
どんなに強く留めていても使用するうちに徐々に緩んでいきます。
使い方が粗い方もいらっしゃると尚更早く緩んでいきます。
ただ、スタッフが細かくチェックしていれば大事に至ることはほぼありません(細かくチェックしていれば・・・ですが)。
以前、「重りがあと2~3回転すればシャフトから外れてしまう」という状況を目にしたことがあります。
その施設はスタッフが細かくチェックすることなく、ただジム内に立っているだけでした。
急に重さを失うことによる身体への影響は予測不可能です。
度々あることですので要注意です。
筋トレマシンのケーブルの断線
筋トレマシンは滑車とケーブルで、金属板などの重りを吊り上げる形式のものが多いです。
稀にケーブルが断線しかけている、ということもあります。
トレーニング中に断線してしまえば、ダンベルと同様に急に重さを失って身体へ衝撃を与えるかもしれません。
各器具の部品の損傷
数回見たことがあるレアケースですが、大きな問題になりかねないケースをご紹介します。
筋トレのマシンは金属の部品を骨格としています。
それらの金属は溶接でしっかりと固定されているため、トレーニング中の大きな負荷を支えることができます。
しかし、その溶接部分がヒビ割れているのを見たことがあるのです。
「やけにこのマシンはグラグラするな」
と思い各部位をチェックすると溶接部分がヒビ割れている、ということを2度ほど経験しました。
トレーニングマシンの中には、ぶら下がるものもあれば、何百キロという重さを扱うものもあります。
トレーニング中に溶接部分が折れてしまったら・・・
非常に怖いケースでした。
マシン配置
数千人の会員数を抱えるフィットネスクラブでは、会員様の導線確保は重要です。
フロア内の移動がスムーズなのは快適であるばかりではなく、安全面でも大きな意味があります。
しかし、儲け主義に走って施設のキャパシティ以上の会員様を受け入れたり、後先考えず流行りのマシンを導入する施設は導線が狭くなりがちです。
もし、数百キロもの重さでトレーニングしている人の近くを通らなければならないとしたら・・・
そして、万が一事故になってしまったら・・・
見落としがちですが、導線の重要度は意外にも高いのです。
「衛生面」の問題点
筋トレマシンのシートやベンチなどの汚れ
トレーニングを頑張れば必然的に汗をかきます。
筋トレマシンの利用の前後に汗を拭くのは当然のマナーですが、毎日何千人もの方が利用する施設では、それではとても追いつきません(中には利用後に汗を拭かない会員様もいます)。
シートカバーには革が多く使われており、中にはクッション材としてスポンジが用いられています。
次第に中に汗が染み込んでいき、スポンジの奥で菌が繁殖してしまいます。
スタッフが行っている清掃は、表面だけを軽く拭くだけで中を見るということは皆無です。
プールやお風呂の塩素濃度
プールも多くの方が利用します。
気が付きにくいですが、泳いでいる間も身体は汗をかきます。
水温が31度だとすると真夏日の気温の中で運動していることになるのです。
そんな多くの人の汗が混ざったプールの水は殺菌のために、ろ過と塩素投入によって菌の繁殖を防いでいますが、(後述しますが)プールの管理は杜撰なもの。
ろ過器の故障や塩素濃度の異常はよくあるのです。
しかし、プールフロアに掲示してある水温や塩素濃度、スタッフが記入している記録用紙には異常があってもその旨を書きません。
事実は隠されたまま、やり過ごされてしまうのです。
ウォータークーラーのノズルの汚れ
運動時は水分補給が必須です。
その際にジムや廊下に設置されているウォータークーラーで水を飲むという方も多いかと思います。
しかし、内側からフィットネスクラブを見ていると、ウォータークーラーのノズル(水が出る所)の掃除をしているのを見たことがないのです。
いくら汚れにくい構造になっているとはいえ、全く手つかずというのは心配です。
シャンプー類はつぎ足し
お風呂場やパウダールームのアメニティグッズ(シャンプー、ボディソープ、乳液など)は一見便利に思えますが、中身には気を付けなければいけません。
と言いますのも、日々の業務の中でアメニティグッズの補充をするのですが、減った分を補充するだけで、容器を洗浄しているのを見たことがないのです。
容器を洗わず中身を継ぎ足す、ということを何年も続けていくと、中で有害な菌が発生しているかもしれません。
こんなことがありました
実際にワタシが目にしたことの中で「これはヒドイ」と思ったものをご紹介します。
扇風機事件
ワタシが、とある施設の責任者をしていた時の話です。
ジムの暑さ対策
夏場は外の気温に加え、利用者の体温でジム内の温度がかなり上がります。
ワタシがいた施設は古い建物だったこともあり「何か手を打たなければ危険を招く」と思ってしまうほど室温が上昇するような状況でした(手を打たなかった前任者にも驚きですが・・・)。
元から備え付けられていた天井のクーラーだけでは追いつかないため、業務用の大きな扇風機をジム内の数か所に配置し空気の循環で対応することにしたのです。
頼もしい扇風機の到着
さっそく発注して数日後に到着。
箱を開封すると分解された状態でしたので、手が空いていた部下(若い男性社員)に組み立てを頼みました。
その後、数時間経っても何の音沙汰もなかったため、その男性社員を見つけ「扇風機の組み立ては終わった?」と聞きました。
すると「はい、終わってます」とのこと。
『終わったのなら教えてくれよw』と思いながらも『この業界だからホウレンソウができないのは仕方ないかw』と納得(この頃には既に、この業界のことを理解していましたw)。
「ありがとう」と伝え、その扇風機を見に行きました。
ジムのバックヤードにおいてある大きな扇風機を見て「さすが業務用、しっかりと風を送ってくれそうだから、暑さもかなり緩和するんじゃないか?」と、家庭用とは一味違う力強さを頼もしく感じたものでした。
扇風機に異変が!
さっそく扇風機のお手並み拝見。
「実際に動かしてみよう」と思い扇風機に触れてみると、グラグラと安定しないのです。
「大丈夫かな?」
不思議に思いながらも少し扇風機を揺らしてみると、
「ガラガラガラッ!」
なんと!
音を立てながら、バラバラと崩れ落ちていったのです!
「ジムに設置する前で、利用者の方々に危険が及ばなくて良かった」とホッと胸をなでおろしました。
調べてみると驚愕の事実が!
「不良品だったのかな?」と思いながら細部をチェックしていくと、しっかり締まっていないネジが多数。
それらのネジは組み立ての時に締めるネジでしたので、先ほどの男性社員に事情を聞いてみました。
ワタシ:「扇風機の組み立ての時、ネジはしっかり締めた?」
男性社員:「はい、締めました」
ワタシ:「ドライバーはネジ穴に合ったものを使った?」
男性社員:「近くにドライバーが無かったので、手で締めました」
ワタシ:「・・・そうか、ありがとう・・・」
呆れる実態
これが、この業界のクオリティなのです。
ドライバーが無ければ探せば良いのです。
見つけられなければ人に聞けば良いのです。
誰もドライバーの有りかが分からなければワタシに言ってくれれば良いのです。
もし、ワタシがチェックせずに設置まで任せていたら・・・
もし、営業中に動いている扇風機(しかも業務用の強力なもの)の近くにいた方に被害が及んだとしたら・・・
考えただけで背筋がゾッとします。
彼らの考え方
「ドライバーが無いから手でイイや」
「とりあえず作ったからこれでイイや(その後、報告なし)」
「あとのことは自分には関係ないや」
残念ながら、このような意識だったのでしょう。
人にけがをさせてしまうかもしれない
それによって会社が信用を失うかもしれない
回りまわって自分の給料が減るかもしれない(仕事を失うかもしれない)
この男性社員は自分がやったことが他者にどのような影響を与えるかを考えられなかったのです。
そして、自分の首を絞めることにもなりかねないことも想像できなかったのです。
彼の今後の人生のためにも「分からなかったら聞くと良い」ということ、「もしかしたら事故になるかもしれなかった」ことを伝えましたが、不思議そうな顔をして聞いていましたwww(この後、彼の周りで事故が起きてなければいいですが・・・)
信じられないかもしれませんが、 これは紛れもない事実です。
レジオネラ事件
これは、ワタシがフリーランスになった後に活動していた、ある施設でのお話です。
ある日突然、利用停止に
その施設にはプールがありました。
プールサイドにはジャグジーやサウナなどもあり、ゆったり過ごすことができるプールです。
ある日、ジャグジーの周りにロープが張られており「利用を停止している」旨の貼り紙がありました。
その施設の社員に聞くと「どうやらレジオネラ菌が発生したみたいです」とのこと。
設備の担当部門がチェックしている間、ジャグジーを閉鎖しているのだそうです。
再開したのは良いけれど
その数日後、ジャグジーを閉鎖していたロープが撤去され利用できるようになっていました。
ワタシはまた上記の社員に「再開が早かったですね、保健所は何と言ってました?」と聞くと、「さあ・・・、分かりません」とのこと。
「保健所には連絡したんですよね?」と聞くと、
またまた「さあ・・・、知りません」とのこと。
実は、多くの方が利用するプールや浴槽でレジオネラ菌が発生したら保健所に届け出ないといけないと国の指針で決められているのです。
レジオネラ菌が原因でお亡くなりになる事例もあるので非常に深刻度が高いはずなのですが、その施設の社員は「無関心」であり「他人事」なのです。
もし、この施設(企業)が保健所への連絡を怠っていたとしたら・・・
会員様の命を危険にさらす可能性のある施設。
怖いですよね。
水銀事件
これも上記の施設のプールでのお話です。
クレーム発生!
ここは会員数が少ない施設でしたので、プールのスタッフは常時1名のみという管理体制でした。
ある日、会員様からプールのスタッフに対して非常に強いクレームがあったそうです。
その方はとても温厚な方(ご高齢の男性)でしたので、「あの方がそこまで怒るなんて信じられない」というのが率直な感想でした。
クレームを受けたスタッフ(その施設の社員)に聞いてみると、
「水温計(定時検査用のもの)をジャグジー内で割ってしまって水銀がジャグジーの中に全部こぼれた」
「ジャグジーのお湯を入れ替えている時に〇〇様がいらっしゃった」
「今は入れない旨をお伝えしたけど、入れ替える前に無理矢理ジャグジーに入ってしまった」
という流れだったようです。
その場しのぎでの誤魔化し
そのスタッフは「水銀をジャグジー内に撒き散らす」という異常事態を発生させたにもかかわらず、上司含め誰にも報告せず黙って処理しようとしたのです。
しかも、そのジャグジーに人が入ることを防ぐことができなかったのです。
本来であれば、このような「会員様に危険が及ぶような事態」になったら、すぐに上司に報告してジャグジーの利用を停止し、施設全体として情報共有し、会員様にもアナウンスすべきなのです。
なぜこのようなことが日々当たり前のように繰り広げられるのか?
その理由をご紹介していきます。
このようなことが起きる理由
上記のようなことが皆さんの知らない所で繰り広げられていると考えると、非常に怖いですよね。
場合によっては命にかかわる問題です。
この業界では、なぜこのようなことが多発するのか?
それには理由があるのです。
この業界は「見つからなければイイや病」や「黙ってればバレない病」が蔓延しています。
それは、上記のような異常事態の際はもちろん、日常的にも有りふれています。
例えばプールでの「塩素濃度」の検査。
上記のレジオネラ菌の発生を防ぐためにも、規定値以上を維持できているかを毎時間チェックしなければいけないのです。
しかし、(ワタシが今まで見てきた施設では)規定値に達していないことが度々あるのです。
その際に施設の責任者に報告をすると、
「塩素を手撒きして、報告の書類には規定値内の数字を書いておいて」
という指示が・・・
せめて「規定値から外れてしまったけど、このように対応しました」というように記録を残すべきだと思いますが、そのようにきちんと記録を残している施設は(ワタシが内部から見てきた10以上の施設の中では)ありませんでした。
どこの施設もこんな事ばかりなのです。
これでは、安心してその施設を使うことなどできないですよね。
このケースに有効なフィットネス護身術とは
このケースから身を守るために有効と考えられるフィットネス護身術はコチラです。
・利用前に確認しよう
・スタッフを観察しよう
それぞれについて見ていきましょう。
利用前に確認しよう
自分で確認できるものに関しては、利用前に確認しましょう。
例えば筋トレマシンであれば、シートに座る前に「シートがしっかり固定されているか」、もしくは「汚れていないか」、トレーニングを行う前には「ケーブルが切れかけていないか」や「部品にヒビ割れなどが無いか」など。
ダンベルを使う前であれば「シャフトと重りの部分が緩んでいないか」や、「汚れていないか」など。
ウォータークーラーで水を飲む前には「水が出るノズルが汚れていないか」を。
「危険は既にあるもの」と考えておくことで、事前に身を守れる可能性は飛躍的に高まります。
スタッフを観察しよう
スタッフを観察することで、その施設の実態を垣間見ることができます。
まずはスタッフの人数
施設の広さや利用者の数に対して十分な人数のスタッフがいるのかどうか?
少なく感じるようであれば、その施設は「いざという時」に対応できない可能性が高い施設です。
人件費を減らすためなのか?
もしくは、評判が良くないからそこで働きたいという人が集まらないのか?
いずれにしろ会員様のことは二の次に考えている施設ですので、要注意です。
スタッフ同士がよく長話をしている場合
「現場レベルでの危機感」が足りていない証拠です。
ジム内で何かが起きてもすぐに対応できない管理体制であり、指導すべき上司もそれを見逃している(見ていても放置している)施設ですので、これも要注意です。
視野が狭い
フロア内をしっかり掃除しているスタッフは「しっかり仕事をしている」ように見えますが、視野を広く持っていなければ本末転倒です。
掃除に集中するあまり周りを見ていなければ、この場合もジム内で何かが起きてもすぐに対応できません。
指導すべき上司も「掃除をしっかりやっているから良い」という限定的な見方しかできておらず、「会員様の安全を守る」という最も大事な意識が欠如しています。
掃除に限らず他の行動をしている時にも、スタッフは「広い視野をもって行動しているか?」をチェックしましょう。
こういうスタッフがいる施設は安全
・スタッフ同士の雑談はしない
・フロア内をしっかり把握している(設備や利用している方などを)
・お困りの方がいる場合や危険なことがありそうな場合などに対して、いつでも駆けつける準備ができている
・会員様と会話をする際にも周りのことを気にかけている
こういうスタッフが多い施設は安全管理も徹底されており、スタッフ自身の意識も高く、利用する側から見ると非常に安全性が高い施設です。
最後に
このように、サービスなどのソフト面に限らず、フィットネスクラブの最も大きなウリであるはずの「設備(ハード面)」にも多くの危険が潜んでいます。
フィットネスクラブに一歩足を踏み入れるということは、細いロープの上で綱渡りをすることに等しいということを認識しておく必要がありそうですね。
あなたの身を一番最初に守れるのはあなたです。
このようなトレーナーや施設から被害を受けないよう、常日頃から備えましょう。
フィットネスクラブが関わる「契約」から身を守ろう!
当ブログにお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
ワタシは、このブログの管理人のフィットネス夫と申します。
危険なフィットネスの魔の手から皆さんを守るため、「フィットネス護身術」を広める活動をしています。
それでは、本日の記事をお楽しみください。
※今回の記事の後半ではワタシが実際に受けた被害の内容をご紹介していますが、前半の「このケースに有効なフィットネス護身術とは」までをご覧いただけたらよいかと思います。
「どのくらい酷いことがあったのか興味がある」という方や、「後学のため実際の被害を知っておきたい」という方、または「時間に余裕がある」という方だけ後半をお読みいただければ良いかと思います。
目 次
本日のテーマ
今回は「契約」をテーマとして取り上げたいと思います。
「契約」というと、法律が絡んできて何だか難しそうに思えますよね。
しかし、お店で物を買う、サービスを利用する、企業に就職する、などは「契約」によって成り立っています。
普段気にすることは少ないかもしれませんが、ワタシ達が思っているよりも多く日常的に触れているものなのです。
ということは、フィットネスクラブを利用する方にとっても無関係ではなくなってきます。
いろいろと問題があるフィットネス業界と結ぶ契約・・・
心配になってきませんか?
「契約」とは
まずは簡単に「契約」というものについて調べてみました。
サイトによって表現の違いはありますが、概ね以下のような内容でした。
「相対する二人以上の意思表示の合致 (合意) によって成立する法津行為」
契約の種類に関しては、専門的な分類が多数あるようです。
一般的には「売買」や「雇用」などが馴染みが深いのではないでしょうか。
例えば「売買契約」
・甲であるお店は、〇〇円で物を売りたい
・乙であるお客様は、△△円で物を買いたい
双方の思惑が合致し、商品とお金を交換すれば売買契約の成立。
日常的によくある光景ですよね。
ちなみに、特定の企業に所属して活動しているトレーナーは、「使用者がその労働に対して被用者に報酬を与えることを内容とする契約」である「雇用契約」を結んでおり、
フリーランスのトレーナーがフィットネスクラブで活動する際は、「受注した業務に関して業務の遂行を目指した契約」である「業務委託契約」を結ぶことが一般的です。
皆さんにとってリスクとなる場面とは
さて、この「契約」というものが皆さんにどのような場面で関係してくるのか?
以下のような場面が考えられるかと思います。
・入会手続き時
・商品の購入時
・サービスへの申し込み時
・退会手続き時
一つずつ詳しく見ていきます。
入会手続き時
記入した内容とは異なる内容で登録されてしまう可能性が考えられます。
入会申込書の控えや会員証で、申し込んだ内容と実際の内容に相違が無いか慎重にチェックした方が良いでしょう。
数か月後の会費の引き落とし額も要チェックです。
リーズナブルな会員種別(時間や日数制限有り等)で申し込んだのに高額の会費(フルタイム利用やレンタル費込み等)が引き落とされることは稀なことではありません。
担当者は意識の低いアルバイト、社員も残念な人が多い業界のため、入力ミスなどは日常茶飯事です。
商品の購入時
フロントで、サプリメントや各種グッズを購入する際もミスが多発する場面です。
商品名が違っていたり、購入金額やお釣りが間違っている、ということが考えられます。
こちらも、毎日当たり前のように見聞きすることです(ひどい場合は、お釣りを別の人に渡そうとしたり・・・)。
サービスへの申し込み時
商品の購入時と同様、こちらもミスが多い場面です。
サービス名や金額、お釣りの間違いはもちろんのことですが、よくあるのはパーソナルトレーニングやエステなどの「有料プログラムへの申し込み時」です。
自分が申し込んだトレーナー(担当者)とは違うトレーナー(担当者)に登録されていたり、予約の日時が間違っていたり、ひどい場合は自分ではなく他の会員様のお名前で登録されていたり・・・
いつの間にか、勝手に予約をキャンセルされていることもよく耳にします。
お客様からの苦情はもちろん、トレーナーから店舗への苦情も毎日のように発生しています。
退会手続き後
稀なケースではありますが、退会手続き後にも注意が必要です。
「時間が取れなくなる」「引越しをする」などにより退会の手続きをしたにもかかわらず、事務的な処理が放置され完了していない、または会費の引き落としが止まっていない等が発生する可能性があります。
特に、遠方へ転居した方で、店舗に行かなければ手続きが完了しないケースに当てはまってしまった場合は非常に不運です。
これらは全て単なるミスなのですが、油断をしていると皆さんの大事なお金や時間が失われてしまう可能性があります。
フィットネスクラブ側の過失で手続きが正当に完了しないということは、立派な契約不履行なのです。
後になって慌てないように、以下のフィットネス護身術を駆使して身を守ってください。
このケースに有効なフィットネス護身術とは
このケースから身を守るために有効と考えられるフィットネス護身術はコチラです。
・確認しよう
・形を残そう
・代替案を用意しておこう
・曖昧は完全に取り除こう
それぞれについて見ていきましょう。
確認しよう
まずは、何事も確認する癖をつけて予防に努めましょう。
お金のやり取りがある場合
何かを買う、サービスを利用する等で支払いをする際は、必ずレシートを受け取るようにしましょう。
そして、料金や内容に間違いがないかレシートの内容をしっかり確認しましょう。
お釣りがある場合は、その金額は正しいのかを「その場で」確認しましょう。
会計は多くの部分で機械化されているにもかかわらず、フィットネス業界においては金額ミスやお釣りのミスは日常茶飯事です。
事務手続きをする場合
入会手続きやサービス利用の際に、契約書や同意書などを記入しなければならない際は、面倒でも文言を全て確認しましょう。
残念な人や企業が作成した書類には漏れがあったり、適切でないことが含まれている場合があります。
後々になって被害が降りかかってこないよう、確認には時間をかけて予防線を張っておくことが必須です。
確認している際に相手に不機嫌になる様子があれば、「後ろめたいことがある」「機械的にさっさと手続きを終わらせたい」、もしくは「正当な取引のために詳細を確認することが至極当たり前ということを知らない未熟者」だということが疑われます。
そういう企業や人間とは関わりを持たないことをお勧めします。
また、以下にご紹介しますが、書類の控えや写しを必ず受け取るようにしましょう。
形を残そう
上記のように確認をしたら、形があるものを証拠として残して念を押しましょう。
レシート、書類の控えや写し、店舗とのやり取りがある場合はメールや手紙、何かを残すのが難しそうであればスマートフォンなどを使って音声や映像を残します。
フィットネス業界はミスは当たり前に起こすのですが、最もタチが悪いのは誠意のない対応をすることです。
ミスがあったことを問い合わせても、「素知らぬ顔」をします
ミスを問い詰めても、「記憶が無いので覚えていません」とシラを切ります
ミスを指摘すると、「間違えたので仕方がない」と開き直ります
このような言い訳をさせないような状況を、予めこちらで用意してあげましょう。
証拠を残す際は可能な限り、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「なぜ」「いくらで」「どのくらいの量」「どのくらいの時間」など、「5W3H」を参考に、可能な限り具体的な証拠を残しましょう
これに関しても不機嫌になるようでしたら、「後ろめたいことがある」「機械的にさっさと手続きを終わらせたい」、もしくは「正当な取引のために詳細を確認することが至極当たり前ということを知らない未熟者」であるという証拠です。
このような施設には、さっさと見切りをつけましょう。
代替案を用意しておこう
未熟であるが故なのか、悪意があるが故なのか、この業界にはマトモでない施設は意外に多いものです。
最初に足を運んだ施設が怪しいと感じたら、すぐに見切りをつけて次の候補の施設に移りましょう。
少しの不安を抱えたまま今後長く利用していくと、後々大きな損失を被ってしまうかもしれません。
曖昧は完全に取り除こう
下記に紹介するワタシの被害例の中での最大の落ち度は「曖昧なことをハッキリとさせなかったこと」、そしてそのまま「彼らを信用してしまったこと」でした。
「〇〇さんがこう言ってくれてるんだったら信じよう」
これは、最もやってはいけない失敗です。
言っている事、やっている事、書面に書いてある事に矛盾があるようであれば、「何が正しいのか」をハッキリしてもらいましょう。
相手に「ハッキリさせたくない姿勢」が見えたら、スッパリと切り捨てましょう。
最後に
「契約」に関して、下記に示すようにワタシは彼らに裏切られた経験があるため、思い出すと今でも怒りを覚えます。
しかし皆さんにおかれましては、事前に対策を講じ冷静に対応していただきたいと思います。
それにより、ワタシのような被害を受けることが無くなることを切に願います。
この業界は、今回のケースのように法律が関わってくる問題すらもないがしろに扱う世界です。
下記の記事のような契約トラブルも多発しているようです。
この業界は「当たり前にトラブルが発生する業界」であると予め認識しておくほうが、致命的な被害を受けなくて良いかもしれませんね。
あなたの身を一番最初に守れるのはあなたです。
このようなトレーナーや施設から被害を受けないよう、常日頃から備えましょう。
今回のテーマの本題はここまでになりますので、ここまでお読みいただけましたら十分かと思います。
以下にワタシが実際に受けた被害例を「おまけ」としてご紹介しています。
「何故、ワタシがここまで警戒することとなったのか?」
そこに至るまでの経緯が書かれてあります。
「どのくらい酷いことがあったのか興味がある」という方や、「後学のため実際の被害を知っておきたい」という方、または「時間に余裕がある」という方だけお読みいただければ結構だと思います。
おまけ:ワタシがフィットネス業界と結ぶ「契約」に警戒することとなったきっかけ
さて、この「契約」というもの、とりわけフィットネス業界と交わす「契約」に何故気を付けなければならないのか?
何故そこまで警戒する必要があるのか?
そのきっかけとなった出来事が、これまで多々ありました。
あまりにも多すぎるので、ここでは代表的な一例をご紹介したいと思います。
それは、 活動していた施設のうちの一つで起きたのです。
問題のある施設との契約
その施設は、フィットネスジムだけでなく、レストランやバーなどの飲食店、スイーツショップや花屋などの販売店、そして宿泊施設などもある施設でした。
そこで活動するには、その施設を運営する企業と雇用契約を結ばなければならないということでしたので、フリーランスではなく被用者としてその施設では活動していました。
問題ある施設の不審な契約内容
その施設での勤務時間が一定以上あれば社会保険が適用されるということで大変ありがたい内容だったのですが、「雇用契約書」の中に気になる文言があったのです・・・
それは、「他の部署に異動を命ずることがある」という一文でした。
その一文が意図するところは、「ある日突然、レストランでウエイターをやるように命じられたり、厨房で調理を命じられたりすることがある」ということなのです。
「トレーナーとしてこの施設に来ているので、全く別の仕事をやらされるのは困る」
「そもそも、この施設はトレーナーを募集していたはず」
との思いから、フィットネス部門のマネジャーに確認したところ「異動はありませんから安心してください」とのこと
「契約書には『異動有り』と書いてあるのに、異動は無いから安心しろとはどういうことなのだろう?」
不安を感じたワタシは、証拠を残したいと思い「異動が無い」旨をメールで明言してもらいました。
しかしこの後、「ここが信用してはいけない施設である」と確信する事件があったのです。
事件の序章
事件が起きる少し前から、他の現場での仕事が増えてきてその施設での勤務時間が限られてきていました。
社会保険は勤務時間によって適用の範囲が変わるのですが、マネジャーからその件に関して話を聞いた時に「健康保険のみ除外され、厚生年金は引き続き適用されます」という旨を伝えられました。
実はワタシ、トレーナーになる前はいろんな仕事をしてきました。
人事や契約に関わることも多く経験してきました。
その経験の中で「健康保険と厚生年金のうち片方のみ適用」というのは聞いたことがなかったため何度も確認しました。
フィットネス部門のマネジャーに2回、人事部門の担当者に1回、確認した日時と場所、状況も記録して(記録を残していない確認はもっと多く行いました)。
それでもまだ心配でしたので「資格喪失証明書」を発行してもらうことにしました。
受け取った証明書は「健康保険資格喪失証明書」
証明書の名称を見ても、内容を見ても、厚生年金に関することは一切かかれていなかったため、
「本当に健康保険のみ適用外なんだな」
「中には、こういうケースもあるんだな」
と不思議に思ったものの、「証明書があるから、たぶん大丈夫かな?」と、とりあえず信じることにしました。
しかし、次の契約更新時に契約書を見ると「健康保険、厚生年金は適用外」との文言があったのです・・・
加速する不信感
ワタシはすぐにマネジャーに問い合わせました。
「厚生年金は引き続き適用されているはずですが?」
すると、またあのフレーズが・・・
「契約書ではそう書かれていますが、大丈夫ですから安心してください」
大いに不審に思い何度も確認しましたが、根拠を言うこともなく「大丈夫ですから」ばかり・・・
話していても時間の無駄でしたし、もし何かあったら「健康保険のみの資格喪失証明書」もあり、口頭確認した内容や日時をメモに残しているので、これらを使って主張しようと思い、(不信感を大いに抱きながらも)契約書にサインしました。
これは、完全にワタシの落ち度でした。
そのために、その数か月後にとうとう事件が起きたのでした。
やはり信用できなかった
契約更新から数か月経ったある日、日本年金機構からハガキが届きました。
「何だろう?」と思い中身を見ると、「未納分を早急に払ってください」という内容だったのです!
急いでマネジャーに「厚生年金は引き続き適用されているはずですがどういうことですか?」と確認しました(もう何度目の確認か分からなくなりましたが・・・)。
しかしマネジャーは、まるで「自分は無関係」と言わんばかりに逃げたのです。
忙しい振りをし、話を逸らし、人事に丸投げして逃げたのです。
それはそれは、見事な逃げっぷりでした。
仕方ないので人事の人間と話をすることとなったのですが、これがまた話にならないのです。
口頭で確認を取っており、メモも残しているのですが、「そんなことを言った覚えはありません」の一点張り・・・
健康保険のみの「資格喪失証明書」があるにもかかわらず、「渡した書類は間違って作成したものです」と開き直り・・・
あまりにも酷い対応に心底呆れました。
話しても無駄だということは既に分かっていたので、後日役所に行って国民年金への切り替え手続きに行ってきました(他の現場での仕事を犠牲にして時間を作って)。
国民年金を払う必要が出てくることは、ワタシにとっては問題ではないのです。
ワタシが問題視しているのは、
・言っていることと、契約書の内容に整合性が無い
・ミスすることは誰にでもあるが、ミスした時に開き直る
・支離滅裂なことを言って誤魔化す
ということなのです。
この件で、ワタシはこの施設を完全に信用しなくなりました。
ワタシのサービスを長年継続していただいているお客様がいらっしゃったので、仕方なく勤務を続けてはいましたが、次の契約更新時にこの施設は決定的な「ある発言」をしたのです。
この施設が完全に信用を失った「ある一言」
以前、マネジャーに明言してもらったにもかかわらず、今回の契約書にはまだ「他部署への異動を命ずることがある」との文言が残っていました。
社会保険の件があったので「少しでも整合性を欠くことがあっては、また痛い目を見る」との警戒心から、「契約書を事実に沿うように修正してください」と依頼しました。
そこで、信じられない発言があったのです。
「契約書に書いてあることはウソですから安心してください」
この施設(企業)にとって、契約書の内容は「ウソ」なのだそうです。
前回問題があった社会保険をはじめ、給料(報酬)、勤務時間、交通費、その他諸々・・・
この企業と関りがある人達は、全くデタラメの契約書にサインさせられている可能性があるのです(働く者だけでなく取引先なども)。
ワタシはその場で契約更新をしない旨を伝え、その施設を離れたのでした。
長々とお目汚し失礼しました。
感情に任せるまま書きましたので、理解しにくい箇所があったかもしれません。
ここまで読んでいただく方は、ほぼいらっしゃらないかと思いますが、もし読んでいただいたのなら、どのようにお感じになられましたでしょうか?
社会通念上ありえないと思いますが、実際にこういう企業も存在するのです。
このケースを知っていただくことにより、ワタシのような被害者が一人でも少なくなることを切に願います。
フィットネスクラブで教わる「なんちゃって筋膜リリース」から身を守ろう!
当ブログにお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
ワタシは、このブログの管理人のフィットネス夫と申します。
危険なフィットネスの魔の手から皆さんを守るため、「フィットネス護身術」を広める活動をしています。
それでは、本日の記事をお楽しみください。
目 次
- 本日のテーマ
- フィットネスクラブの「なんちゃって筋膜リリース」の誕生
- 筋膜リリースとはどういうもの?
- 「解す(ほぐす)」ということの難しさ
- 「なんちゃって筋膜リリース」の被害実例
- このケースに有効なフィットネス護身術とは
- 最後に
本日のテーマ
今回は「筋膜リリース」についてご紹介していきます。
前回、「マッサージ行為」 に関して以下のことをご紹介してきました。
・マッサージ手技の種類
・マッサージ手技を行ってよいのはマッサージ師の国家資格を持っている者のみ(トレーナーなどの無資格者のマッサージ行為は違法)
・「〇〇式マッサージ」「揉みほぐし」「スポーツマッサージ」などと誤魔化して違法行為をしているトレーナーがいる
・国家資格取得者のマッサージでさえ危険なこともある(無資格者のマッサージ行為は言わずもがな)
(関連記事:フィットネスクラブにおける「無資格マッサージ行為」から身を守ろう!)
さすがに無知で未熟なフィットネス業界でも、「マッサージ行為は違法かつ危険な行為」ということに、薄々は気付いたのでしょう(そう思いたいですが・・・)。
やってはいけないことではあるのですが、それなりに集客力のあった「なんちゃってマッサージ(違法行為)」をやめることができないフィットネス業界は「次の一手」で法の目をすり抜けようと策を講じました。
不幸にも、その「次の一手」として選ばれてしまったのが「筋膜リリース」だったのです。
フィットネスクラブの「なんちゃって筋膜リリース」の誕生
※後述しますが、「本物の」筋膜リリース自体はとても有益なものであり、素晴らしいものです
さて、なんちゃってマッサージに代わり、違法行為をごまかす次の一手として「なんちゃって筋膜リリース」が誕生してしまいました。
そのため、ある時期からテニスボールや筒状の物を使って身体のいろんな部位をゴリゴリ、グイグイやっている方をフィットネスクラブ内で目にすることが多くなりました。
トレーナーやジムのスタッフが「なんちゃって筋膜リリース」を会員様に教えている場面を見ていると、
「痛いところ、凝っているところ、硬いところを強くやりましょう」
「痛いのを我慢してほぐしましょう」
という浅く軽い教え方ばかりです。
「強さや角度、時間や回数など具体的なことは教えてあげないの?(できないの?)」
「素人判断に任せてやらせるの?(責任取りたくないからなの?)」
「感覚が人によって違うことは考慮しないの?(個人を尊重できないの?)」
まるで危機感と疑問の複利運用です。
「筋膜リリースだから大丈夫(マッサージと謳っていないから)」
「道具を使っ会員様自身でやってもらうから大丈夫(フィットネスクラブ側の責任にはならないから)」
とでも誤魔化すつもりなのでしょうか?
実はこの「筋膜リリース」
ただ「ボールなどでゴリゴリやれば良い」などという単純なものではなく、非常に奥の深いものだったのです。
筋膜リリースとはどういうもの?
「筋膜リリース」というものが、どのようなものを指すのか?について調べてみました。
皮膚の内側に、全身を覆うように存在する「筋膜」という組織があります。
細い筋繊維の束を筋膜が覆い、その束をさらに束ねるように筋膜が覆い、そしてその束を・・・というように段階的に体内の組織を覆っています。
この「筋膜」が癒着したり偏ったりすることを防ぐために、引きはがしたり、揉んだり、擦ったりしてほぐすアプローチのことを「筋膜リリース」と呼ぶそうです。
「筋膜」に癒着や偏りが生じると様々な不具合が生じて肩こりや腰痛などの原因となってしまうため、「筋膜」を正常な状態にするというのはとても有効なアプローチだと思われます。
しかし、「身体に対して外部から刺激を与える」という点に関してはマッサージと同じですので、同じような危険性を内包している点には要注意です。
「解す(ほぐす)」ということの難しさ
身体の内部にある組織に、外部から間接的に刺激を与えることは、とても難しいことです。
マッサージだけではなく、筋膜リリースにおいても重要な「解す(ほぐす)」というものについて、ミカンを例にしてご説明していきます。
ミカンには皮があります。
その皮をむくと中には房があります。
さらに、その房の中には粒々の果肉があります。
それでは、外の皮、薄い房の皮、さらに薄い果肉の皮を、皮を一切むかない状態で揉み解してみましょう。
「外の皮は丈夫だからこのくらいの強さで解れるかな?」
「房を包んでいる薄皮を解すのはこのくらいの強さかな?外の皮が破れないように気を付けよう」
「果肉を包んでいる薄皮はもっと薄いけど、奥深くにあるからちょっと強めかな?」
「でも、外の皮や房の薄皮を破ったらいけないから、やっぱりこのくらいの強さかな?」
慎重に力加減をしながら適度な強さで揉み解すことができれば、程よく解れて房や果肉が一つ一つ独立して動きやすくなります。
心なしか、ミカンもほっこりとリラックスしているようです。
ここで大事なのは「適度な強さ」というところ。
もし、力任せにグイグイと揉んだらどうなることでしょう?
中の果肉はグチャグチャにつぶれてしまいますよね。
人間の身体も同様に、上手く解すことができれば大きなメリットを享受することができるでしょう。
しかし、体内の微細な組織を無理矢理すり潰されて損傷したらと考えたら・・・
人間はミカンよりもさらに複雑にできており、痛みも感じます。
「無理な揉み解し」や「いい加減なマッサージもどき」を受けるということが、どれほど怖いことかお分かりいただけたのではないでしょうか(道具を使う使わないに限らず)。
「筋膜リリース」においても、専門的な調節や加減が無ければ、それは危険行為になる可能性があります。
「なんちゃって筋膜リリース」という名目(誤魔化し)で法の目をすり抜けることはできたかもしれませんが、危険をバラ撒いている体質は依然変わらぬまま。
次に紹介するように、既に被害も出ています。
「なんちゃって筋膜リリース」の被害実例
ワタシが直接お会いした方の中に、このような方々がいらっしゃいました。
被害実例(その一)
お一人目は「少し前から右腕が上がらなくなった」という中高年の男性。
お困りになってワタシに声をかけられたそうです。
身体や動作を見させていただくと、腕を上げる際に機能すべき「とある筋肉」がほぼ機能していない様子。
「(原因と思われる筋肉を指し示しながら)この部分に何か思い当たることはありませんか?」と聞いてみたところ、
「特にケガとかした覚えはないですが、その部分が疲れやすいのでスタッフに教えてもらった筋膜リリースをやってます」とのこと。
さらに「どういうやり方でやっているのですか?」とお聞きしてみると、
「こういう風に・・・、強くやると痛いけど気持ちいいんです」とのこと。
そしてさらに「どのくらい前から痛くなったのですか?」とワタシ
「○ヶ月くらい前からです」とその男性
「筋膜リリースを始めたのはいつくらいですか?」とワタシ
「痛くなる少し前です」とその男性
ゴリゴリやり過ぎて体内の組織を痛めてしまったようでした。
まさに果肉をすり潰した状態。
さしあたって、病院で診察を受けること、筋膜リリースを止めることをお伝えさせていただきました(こういう時に診察行為をするフィットネス業界人にも要注意です)。
被害実例(その二)
お二人目は「股関節が抜けそうになったり、立っている時にフラフラするようになった、 痛みもずっと続いている」という中年の女性。
確かに、立っているだけでも辛そうなご様子。
先ほどの男性に比べるとまだお若いのに、これから先の人生が非常に心配になります。
先ほどの方と同じように、身体や動作をチェックしてみると、この方もある部分が機能していない様子。
しかもその部分は大腿骨を股関節に安定的に支持するために重要な筋肉であり、身体のバランスを保つ際にも重要な筋肉の一つでした。
この方にも「(原因と思われる筋肉を指し示しながら)この部分に何か思い当たることはありませんか?」と聞いてみたところ、「特にありません」とのこと。
念のため「テニスボールとかでゴリゴリやったことはありますか?」と聞いてみると、
「このジムで教えてもらった筋膜リリースを毎日やっています 痛いけど、それくらい強くやらなければ効果が無いって言われました」とその女性。
その他にもいくつかお話をお聞きした後、この方にも「とりあえず筋膜リリースは一週間ほどお休みしてみてはいかがでしょう?気になるようでしたら病院で診察を受けるのも良いかと思います」とお伝えし、一週間後にまたお会いする約束をしてその場を後にしました(イタ気持ち良いのが良いとお思いのようで、筋膜リリースを止めるが嫌そうでしたが・・・)。
そして一週間後
「その後はいかがですか?」とお聞きすると、「筋膜リリースを止めたら、ほとんど困ることが無くなりました 痛みもすっかり無くなりました」とのこと。
「念のため、今後も様子を見ながら生活し、気になることが出てきたら病院に行って診てもらうと良いですよ」とお伝えし、痛みの中の生活で衰えていた筋力や筋肉の柔軟性なども改善した方が良いとアドバイスさせていただきました。
この方は、その後ワタシのパーソナルトレーニングをお申込みいただき、ご自分のペースで継続なさっています。
気になっていたことや困っていたことが次々に改善していき、どんどん新しい目的に向かって進んで行かれています。
特にこの方に関しては、あのまま筋膜リリースを続けていたら確実に人生が悪い方向に変わっていたと思われます。
フィットネスクラブが教えてしまった「なんちゃって筋膜リリース」のせいで・・・
人の人生を壊してしまいかねないことを提供していることを、どのように考えているのでしょうか?
そして、実際に人の人生を壊してしまった場合、どのように責任を取るつもりなのでしょうか?
フィットネスクラブ任せにしておくのはいろいろと怖いですね。
このケースに有効なフィットネス護身術とは
このケースから身を守るために有効と考えられるフィットネス護身術はコチラです。
・マッサージ手技の種類を知る
・目新しさに惑わされない
・自分の感覚で判断しない
・筋膜リリースも専門家(できれば医療従事者)に任せる
それぞれについて見ていきましょう。
マッサージの手技を知る
「筋膜リリースに対する護身術なのに何故?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
先日の記事で、マッサージの手技には以下のものがあるとご紹介しました。
・軽擦法(軽く擦る)
・強擦法(強く擦る)
・揉捏法(揉む)
・振動法(震わせる)
・叩打法(叩く)
・圧迫法(圧迫を加える)
「なんちゃって筋膜リリース」は道具を使って、上記の刺激を身体に与えます。
手による施術ではないため、無資格者が行ったり教えたりしても違法行為にはなりません。
しかし、先日の記事でご紹介したように、身体に危険が及んでしまう可能性があるのです。
「今、自分の身体に与えられている刺激がどのような種類のものなのか?」を知っておくことで、事前に危険を回避することができます。
目新しさに惑わされない
新しいプログラムやメディアで話題のメソッドなどは、ワクワクしますし楽しそうな気がしますよね。
楽しく物事に取り組むことは大変すばらしいことですが、こと「フィットネスに関するもの」には注意が必要です。
何故ならば、「なんちゃって筋膜リリース」のように深い理解が無く、浅い認識のまま危険なサービスが提供されるケースが多いためです(被害が多いのもそのためです)。
新しいプログラムが提供され始めたら、「楽しそう」と思う気持ちを持ちながらも、「安全性に関してはどうなのか?」という視点を常に持つことを習慣づけされることをお勧めします。
自分の感覚で判断しない
上でご紹介した被害実例のように、ご本人様が気持ちよくても「ご本人様の身体」は悲鳴を上げているかもしれません。
また、1回の影響は小さくとも、長年積み重なれば深刻なダメージに発展するものもあるかもしれません。
特に、マッサージ的な「身体の外部から内部に向けて刺激を与えるもの」には要注意です。
「何が身体に危険を及ぼすのか?」を判断するのは、専門的に勉強していない方にとっては中々に大変かと思います。
まずは、上記の「マッサージの手技に当てはまっていないか否か」を考えることから始めてみると良いかと思います。
これに関しても習慣づけすることで、危険なものを嗅ぎ分ける感性が育てられることでしょう。
筋膜リリースも専門家(できれば医療従事者)に任せる
「筋膜リリース」についても、マッサージと同じように「(本物の)専門家」に任せましょう。
筋膜リリースやマッサージなど、「身体の外部から内部に向けて刺激を与えるもの」に関しては、素人判断に任せない方が無難なようです。
「君子危うきに近寄らず」
護身術の基本です。
最後に
当初は、「筋膜リリース」をテーマとして取り上げる予定ではありませんでした。
しかし、実際に被害に遭われている方があまりにも多いことを知り、急遽取り上げることにした次第です。
このことを紹介したことにより、被害に遭われる方が少なくなってくれることを願います。
先日、耳にした言葉が「フィットネス護身術」において有益なのでご紹介します。
「信じるな、疑うな、確かめろ」
「トレーナーやインストラクター、ジムスタッフ」に限らず、「皆さん自身、ご家族や友人知人」など、専門的に勉強していない人の情報は、ひとまず鵜呑みにしないことで防御線を張りましょう。
もちろん、ワタシのブログについても「すぐに信じず、すぐに疑わず」、ご自身で「確かめる」ことをお勧めします。
確かめた上で、「そこまで慎重にならなくても良かった」と思えるようであれば、皆さんは既に危険から守られています。
その場合は、「そんなに酷いフィットネスクラブもあるのか」と、このブログを楽しんでいただければと思います。
しかし、「思い当たる節がある」と思われた方は要注意です。
危険に遭う前に、危険を回避するための準備をしておきましょう。
あなたの身を一番最初に守れるのはあなたです。
このようなトレーナーや施設から被害を受けないよう、常日頃から備えましょう。