フィットネスクラブの「個人情報の流出」から身を守ろう!
当ブログにお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
ワタシは、このブログの管理人のフィットネス夫と申します。
危険なフィットネスの魔の手から皆さんを守るため、「フィットネス護身術」を広める活動をしています。
それでは、本日の記事をお楽しみください。
目 次
- 本日のテーマ
- フィットネスクラブが扱う「個人情報」とは
- フィットネスクラブに「個人情報」を提供しなければならない時とは
- ワタシの個人情報が流出したケース
- このようなことが起きる原因
- このケースに有効なフィットネス護身術とは
- 最後に
本日のテーマ
今回は「個人情報の流出」をテーマとしてお送りします。
1999年に起きた宇治市の約22万件の個人情報流出をきっかけの一つとして「個人情報の保護に関する法律(略称:個人情報保護法)」が制定されました。
昔は各世帯に配布されていた電話帳に「名前」「電話番号」に加え「住所」が当たり前のように掲載されていました。
また、プロ野球の選手名鑑にも選手の住所が掲載されていた時代がありました。
今では考えられないことですが、昔は悪さをする人間が少なかったということなのでしょうか?(もしくは悪質な犯罪が少なかったのか?)
いずれにしても、今より平和な時代だったと言えます。
さて、現在はいかがでしょう?
情報が持つ役割が非常に大きくなった反面、その情報を誰でも容易に取得することができるようになりました。
また、犯罪が凶悪化している傾向もあるため、自分の情報が悪用されてしまうと「経済的」「精神的」「身体的」な被害を被る可能性が高まってしまいます。
そんな時代において「個人情報の扱い」には細心の注意を払わなければなりません。
いろいろと心配なフィットネス業界の「個人情報の扱い」はいかがなものか?
以下にご紹介していきたいと思います。
フィットネスクラブが扱う「個人情報」とは
まずは、フィットネスクラブが扱う「個人情報」にはどんなものがあるのか?
ケースによって変わると思われますが、主に以下のようなものが考えられます。
氏名
生年月日(年齢)
住所
電話番号
メールアドレス
家族構成
クレジットカード番号
職業(勤務先情報)など
実に多くのものがありますね。
ここで皆さんに想像していただきたいと思います。
「自分に関する上記のような情報が流出してしまい、仮に悪用されたとしたならば・・・」
「逆に、これらの情報を使えば、どのような被害を他人に与えることができるのか・・・」
考えただけで怖くなりますよね。
それくらい「扱いがデリケートなもの」を皆さんはフィットネスクラブに提供してしまっているのです。
フィットネスクラブに「個人情報」を提供しなければならない時とは
それでは、フィットネスクラブにこれらの「個人情報」を提供しなければならない時はどのような時があるでしょう?
以下のような時が考えられます。
入会時
サービス申込み時
商品購入時
退会時
その他手続き時等
他にもあるかもしれませんが、概ねこのような感じになるかと思われます。
フィットネスクラブを利用するだけで、実に多くのタイミングで個人情報を提供していますね。
入会していない方でさえも、見学時に個人情報を要求されることが多々あります。
これは即ち、「個人情報が流出する可能性」が高くなってしまうことを示しているのです。
以下に「あるフィットネス企業がワタシの個人情報を流出させたケース」をご紹介していきます。
ワタシの個人情報が流出したケース
不審な着信
それは数年前、あるフィットネス企業(仮にA社とします)を退職した後に起きました。
ワタシは既に次の企業に転職していました。
ある日、仕事を終えて携帯を見ると着信が多数入っていました。
履歴を見ると、A社から2件(留守電あり)、知らない番号から多数の着信。
まずはA社からの留守電(1件目)を聞いてみると、
「〇〇さんという方が危篤状態ということでアナタの連絡先を知りたがっていますので、教えて良いですか?」という内容でした。
2件目の留守電(1件目の数時間後の着信)を聞いてみると、
「時間が無いので教えました」とのこと。
その後、知らない番号からの着信が増えたのでした。
A社から門前払い
仕事帰りで夜も遅かったのですが、ワタシはA社に急いで連絡して問い合わせました。
「〇〇さんという知人はいません。そんな人になんで連絡先を教えてしまったのですか?まずワタシの了解を得ることが必要なのではないですか?」
その問いに対するA社の回答は「人に命に関わることだったので仕方がない」ということで門前払いされました。
弁護士の見解は・・・
「仮に命が関わることであっても、無断で人の連絡先を教えて良いものなのか?」
大いに疑問に思ったワタシは弁護士に相談しました。
その弁護士の先生によると、
・緊急時など例外的に個人情報を提供しても良い場合もある
・今回のワタシのケースでは「ワタシの命の危険がある場合でワタシの意思表示が困難な場合」であれば、「ワタシの個人情報」を提供しても良い
ということとなり、このケースでは「A社は個人情報保護法違反」と考えられるとのことでした。
その後、弁護士の先生と共にA社への注意喚起の連絡を行うこととなりました。
驚きの結末
注意喚起の連絡からしばらく日数が経ったある日、A社からの郵便がワタシ宛てに届きました。
その内容は以下のようなものでした。
この度は連絡先を勝手に教えて申し訳ありません
でも人の命がかかっていたので仕方ありませんでした
「・・・(絶句)」
結局、「A社は何も理解していない」ということが明確になったのでした。
このようなことが起きる原因
なぜこのようなことが起こってしまうのか?
原因として以下のようなものが考えられます。
能力の低さ
意識の低さ
一つずつ見ていきます。
能力の低さ
フィットネスクラブに勤務している人は能力が低い人が実に多いです。
よくミスをしますし、仕事も覚えられません。
事務作業をやろうにも、要領が悪く時間がかかる上に処理が雑。
そのために余裕が無くまたミスをする。
しかも学習しないので経験を活かせず、さらにミスを繰り返す。
物もよく紛失します(ジム内に会員様の個人情報が書かれたメモ用紙が落ちていたこともありました)。
事務仕事を遂行する能力がない人に「当たり前」を求めても、期待通りの結果が得られないのは必然とも言えます。
意識の低さ
能力に加え「意識」が低い人も実に多いです。
大多数を占める「バイト代を稼ぐためだけの学生」や「いくつかの仕事を掛け持ちしているフリーター」を「少数の社員」がまとめ上げる、という構成のフィットネスクラブが典型的ですが、彼らの頭の中は以下のようになっています。
「仕事(バイト)しなければいけないけど、ちゃんとした仕事は面倒くさそう」
「どうせ働かないといけないのなら、なんか楽しそうなスポーツクラブで働いてみよう」
「頭を使わなくて良さそうだから、楽そうだもんね」
「たぶんジムも使わせてくれるだろうから、タダでお得かも」
「働きながらダイエットもしちゃおう」
休憩室での会話を聞いていると、こんなのばっかりです。
自分勝手な考えで自分のペースでしか仕事をしないので、何事も基本的には自己中心的です。
残念ながら、仕事のこと、会員様のことは軽く考えています。
このような人間が上記のように能力が低ければ、問題が発生したりミスをしたりするのは当然の結果なのです。
また、自分を正当化する癖がついているので、反省しません。
余計な仕事は面倒だと思っているから、ミスや問題の原因を分析しません。
意識が低い上に過ぎた事はすぐに忘れるので、改善しません。
これではいつまで経っても、ミスや問題は無くならないのです。
しかも、ミスを指摘されたら(支離滅裂な)言い訳で逃れようとします(その責任逃れも論理的に破綻した主張であるため「私は残念な人です」というアピールになってしまっているのですがwww)。
事務に関しては、既にこの業界は末期症状ですので「予め自分で備えておく方が良い」という結果に落ち着くのです。
個人情報の誤解
おまけとして、「個人情報」というものについて誤解が非常に多いので少し捕捉します。
一般的には「氏名」「住所」「連絡先」などが個人情報だと思われていますが、それでは半分正解です。
ポイントは「個人が特定できる情報」です。
例えば、図書館であれば「いつ、何の本を借りた人」という情報も個人情報になりますし、お店であれば「いつ、何の商品を買った(利用した)」という情報も個人情報になります。
そう、「氏名」や「住所」が含まれなくても「個人情報」なのです。
条件さえ整えば、あるフィットネスクラブの「〇〇店」の「会員番号△△△△」の人であなたは特定されてしまうのです。
このケースに有効なフィットネス護身術とは
このケースから身を守るために有効と考えられるフィットネス護身術はコチラです。
・意思表示をさせよう
・個人情報を提供しないようにしよう
・手続きがいらない施設を利用しよう
それぞれについて見ていきましょう。
意思表示をさせよう
例えば、個人情報が必要な手続き時には「個人情報は他の用途には一切使用しない」旨が書かれた「控え」などを必ず受け取りましょう。
フィットネスクラブ側に「個人情報を流出させません、という意思表示をさせること」が重要となります。
しかし、これは残念ながらそれほど効果が得られる方法ではありません。
なぜならば、意思表示をさせたとしてもイザという時にはシラを切りますし、逃げ場がなくなると「仕方がないじゃないか」と開き直ります。
後々、法的な対処が必要になる時のために必要となるかもしれませんので、その時のための事前の備えとして取り組んでおくと良いでしょう。
個人情報を提供しないようにしよう
例えば、サービスの申し込み時などで氏名や連絡先を書いたメモをスタッフに渡した場合は、メモの役割が終えた時に可能な限り返してもらいましょう。
フィットネスクラブ側に「個人情報をなるべく提供しないこと」が重要となります。
現場での個人情報の扱いを見ていると「紛失する」「ゴミ箱にそのまま捨てる」が大部分を占めています。
事務所にはシュレッダーが無い、もしくは使っているのを見たことが無い、という有様です。
「安全な取り扱いがなされていない」という前提で考えておいた方が良さそうです。
手続きがいらない施設を利用しよう
これほどの危険に満ちた施設を使うより、料金を支払えば誰でも利用できる施設を使う方が安全性が確保されます。
最近は、公共の施設などでも設備が非常に充実してきました。
「無駄な手続きが不要」「個人情報が流出する心配が無い」「設備が充実している」という施設が他にあるのなら、そこを使わない選択肢は無いかと思います。
最後に
先日の契約の記事でもご紹介しましたが、フィットネス業界は法律が絡んでくるような重要な件に関しても おざなりです。
その最大の問題点は皆さんに危険が及んでしまうことです。
体制が整うことは期待できませんので、皆さん自身が事前準備を怠らないようにする必要が出てきてしまうのです。
あなたの身を一番最初に守れるのはあなたです。
このようなトレーナーや施設から被害を受けないよう、常日頃から備えましょう。
そのためにワタシは、ワタシが知り得る情報を包み隠さずご紹介していきます。
ワタシが皆さんを直接守ることができない代わりに、ワタシが発信した情報が皆さんを危険から守ってくれることを切に願います。